「しゃべくり漫才入門 ボケとツッコミの基本ぜんぶ教えます」の要約と僕なりの視点を入れた感想です。
本当に面白い漫才とは、ボケるんじゃなくて「ボケちゃった」である。
はじめに
おはようございます。パッキャオです。
元お笑い芸人で、今は看護師をしています。
今回は「じゃべくり漫才入門」を読みました。
僕の視点で、要約・感想を書いている記事になります。
先に漫才入門の記事を読んで!
漫才入門と同じ内容の所が多いので、同じ内容のところは省いて書いてます。
先に漫才入門の記事を読んでから、このしゃべくり漫才入門の記事を読む方がわかりやすいと思います。
しゃべくり漫才入門の要約・感想
しゃべくり漫才はテレビに直結する。
しゃべくり漫才は、その人自身が「はいどうもー」と出てきて、その人自身の考え方を、その人自身のキャラクターのまましゃべります。
本人たちのキャラクターが、そのままテレビのトーク番組に生かされるという形があるので、やはりしゃべくり漫才がテレビに出ていくのに一番近い。
元祖爆笑王.しゃべくり漫才入門
たしかにオードリーの春日さんとか、漫才のキャラクターとバラエティー番組に出ている時のキャラクターと一緒ですね。
僕がお笑いを始めた頃の憧れの芸人さんは、ダウンタウンさんやナインティナインさんでした。
そして、今テレビを見ていると千鳥さんやかまいたちさんを見る機会がとても増えました。
ダウンタウンさん、バラエティー番組の司会ができる芸人さんを目指すのであれば、しゃべくり漫才をするべきなのかもしれません。
漫才作りの準備と基本
1.キャラクターを決める
キャラクターは漫才において、すべての「フリ」になる。
キャラクターを決めると、自ずとボケの内容も決まっていきます。
2.設定を決める
例えば「女の子とのデートプラン」
3.目的を決める
例えば「女の子と付き合う」
4.起承転結を決める
起=待ち合わせ、承=デート、転=女の子にふられる、結=エンディング
5.「リズムとルール」を作る
リズムを作れるフレーズを考える。
例えば「俺と付き合ってくれ。これで完璧!」とか「今日は家に帰さないよ。これで完璧!」みたいに「これで完璧!」といったフレーズを作る。
このフレーズの後にツッコミを入れる、というルールができる。
6.たくさんのボケを出す
いろんな種類のボケをだす。
漫才を作る際に、フリであるキャラクターから決めると、自ずとそのキャラクターに合ったボケが思いつきやすくなる。
7.ボケを並べ替える
「あるある」「ありそうありそう」「なしなし」の段階をおっていく。
8.足りないボケを足す
9.大オチを作る
10.つかみを作る
ネタ作りと台本構成
一番大切なのは、自分たちの漫才の方程式、独自のスタイルを作ること。
元祖爆笑王.しゃべくり漫才入門
台本構成については、漫才入門の記事を読んで下さい。
しゃべくり漫才入門を読んで大事だなと思ったところはキャラクターです。
キャラクターがあれば、キャラクターというフリがあるので、後は設定というルールと、目的という理由を元にボケを書き出すことができます。
例えばキャラはナルシスト、設定はデートプラン、目的は女の子と付き合う、としてボケを書き出し、起承転結の流れでストーリを展開させて、その中にボケを当てはまていきます。
キャラが決まれば、ある程度は自分達のスタイルは見つかると思います。
キャラを見つけて、オリジナルの見せ方を発見できれば、それが自分たちの独自の漫才スタイルになると思います。
売れるためには
どういう見せ方で、どういうパッケージで世の中に出て行くか
自分たちがどういうキャラクターか、どういうコンセプトでやっているかということが分かるキャッチフレーズを、あらかじめ決めておいた方がいい
キャッチフレーズが決まれば、そこからイメージされるキャラクターがフリになるので、逆算してネタも作りやすくなります
「自分たちがどう見られているか」「普段どういう種類の笑いを取っているか」から考える
元祖爆笑王.しゃべくり漫才入門
「自分たちがどう見られているか」については、自分たちで考えるよりも、周りの人に聞く方がいいと思います。
ジョハリの窓という自己分析を深めるツールがあります。
自分では気づけていないが、他人が気づけている部分が必ずあります。
自分のキャラクターを見つけるきっかけになるかもしれません。
そもそも「他人からどう見られているのか?」は、他人に聞くのが手っ取り早いでしょう。
おわりに
芸人をやっていた頃、ナイツさんやオードリーさんとほぼ同期で、当時同じライブによく出演されていた先輩が「一番大事なのはキャラクター」とよく言っていました。
僕は結局、自分のキャラクターが何なのかわからず、お笑い芸人を辞めてしまいました。
キャラクターさえ見つかっていれば、、、
キャラやスタイルが見つければ、必ず売れる!という訳ではないと思います。
でも漫才そしてタレントとして活躍するには、大事なポイントだと思います。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
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