初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書の要約・感想

お笑いコンビ「イタガキ」の「そり」さんが書かれた「初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書」の解説です。

はじめに

おはようございます。パッキャオです。

僕は10年ほどお笑い芸人をしてたことがある元売れない芸人です。

約10年お笑いをやって、何度かM-1に挑戦したことがありますが、一度も一回戦を突破できたことがありません。

この本、タイトル「初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書」には、M-1一回戦は素人を落とす段階と書かれています。

チーン。

ということで、この本を読んでお笑い素人を脱却したいと思います。

M-1一回戦突破できるネタの作り方

「初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書」を読んで、大事なポイントだけを抑えていきたいと思います。

基本中の基本「フリとオチ」

笑いにおいての重要度はフリが9割です。

初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書

例えばダチョウ倶楽部さんの「押すなよ」が、わかりやすいフリです。

「押すなよ」とフリがなかったら、あそこまで面白くないです。

特にダチョウ俱楽部さんの「押すなよ」は、上島さんが真剣全力で「絶対に押すなよ!」と言うから各段に面白いんです。

笑いにも種類あり

「緊張と緩和」

例えば笑ってはいけない状況では笑いが発生しやすい。

ダウンタウンさんの絶対に笑ってはいけないシリーズとか、この原理をうまく利用しています。

お笑いネタの作り方でも説明されていますが、笑いとはストレスを取り除く仕組みなので、緊張させてから緩和することで、ストレスから解放され笑いが発生し、ストレスを取り除きます。

安田大サーカスのくろちゃんは、怖い顔で緊張させて、かわいい声で緩和させてます。

「ギャップ」

安田大サーカスのくろちゃんは、怖い顔なのに甲高い声なので、ギャップがあって笑ってしまう。

「いじり」

体系や顔など、その人の他とは違う部分やコンプレックス的な部分を指摘することで笑いを誘うテクニック。

安田大サーカスのくろちゃんは、面白い顔しています。

「共感」

いわゆる「あるある」。

安田大サーカスのくろちゃんは、、、特にないです。

ネタの作り方

漫才コントでいこう!

漫才には「しゃべくり漫才」と「漫才コント」があります。

初心者の場合は圧倒的に漫才コントをやった方が良いです。

なぜならネタを作りやすいからです。

特に簡単なのは、NONSTYLEさんのような作り方です。

一つのフリに対して何回かボケた後にストーリを展開していきます。

設定の決め方

正解がわかるものじゃないとボケが成立しない

初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書

コントの設定といえば銀行強盗、結婚の挨拶、コンビニのレジなどが多いです。

これはどういう発言や行動が正解になるか誰でもわかるからです。

逆に正解がわからなければ、ボケが成立しにくいという訳です。

例えば宇宙人のトイレの仕方とか、正解がわからないからツッコミようがないです。

設定の中でボケる

ネタの設定=ルールです

初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書

これは「あるある」「ありそうありそう」「なしなし」の段階を踏んでいくということです。

まずは共感できる「あるある」のボケから。

結婚の挨拶の設定だった場合で

あるある:「お父さん、あのー、そのー、すみません、また来ます」
ありそう:「お父さん、僕を娘さんにして下さい」
なしなし:「お父さん、僕に娘さんと家と貯金とある物全部下さい」

上のあるあるは、「娘さんを僕に下さい」という言いづらいことなので、あるあるだと思います。

ありそうは、緊張して「娘さんを僕に下さい」を「僕を娘さんにして下さい」と言い間違えてしまってます。

なしなしは、そんな奴おらへんわで大丈夫です。

結婚の挨拶というネタのルールの中で、段階を踏んでいくことが大切です。

ツッコミは短く!

ツッコミのワードは短く、一文字目を特にハッキリ発語し、タイミングを合わせる。

僕もシンプルにツッコミすることが大事だと思います。

シンプルなツッコミとは「なんでだよ」です。

「なんでだよ」の後にボケの説明を入れます。

例えば「なんでだよ、なんで銀行強盗がヨボヨボのおじいちゃんなんだよ、ヨボヨボのおじいちゃんだったら、警察が来る前に店員さんに捕まっちゃうよ」みたいな感じです。

上のツッコミのセリフは説明が長いですが、最初のフレーズは短くできていていいと思います。

見せ方

声や動きでボケをしっかりイメージさせよう!
基本姿勢は両手をへその前で組む形!
表情は基本的には笑顔で!
大きくはっきりと喋ろう!
動画に撮って自分で確認して修正しよう!

初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書

M-1グランプリの1回戦は参加組数も多いため、長丁場になります。

知名度がなければ、お客さんに漫才を見てもらえること自体難しくなってきます。

だから、漫才の見た目は重要になってきます。

人は見た目が9割とも言われています。

外見もそうですが、漫才中の姿勢や動きも見た目の一つです。

漫才を見てもらうためには、基本的な見せ方も練習が必要です。

そのためには、スマホで自分達の漫才を動画で撮って見せ方も修正しましょう。

上級編

ネタ開始10秒でネタに入ろう!
2分間で8個のボケを意識しよう!
リズムネタや歌ネタも検討してみよう!

初心者でも最速でM-1一回戦突破できる漫才の教科書

M-1グランプリの1回戦の持ち時間は2分です。

2分の中で何回笑いの回数を起こせるか。

ボケの回数と質を試行錯誤しましょう。

最後に

本番まで来たら開き直って漫才を楽しみましょう。

別に漫才が上手くできなかったとしても、だからどうしたっていう話です。

来年も出れます。

コンビを変えれば、結成15年以内の条件もクリアできます。

ということで僕もM-1に挑戦していこうと思います。

もし二回戦を突破して三回戦にいったら、M-1三回戦突破できる漫才の作り方の記事を書きますね。

パッキャオ
パッキャオ

最後まで見ていただいてありがとうございました。

コメント

  1. お笑い係 より:

    学校でお笑い係をやっているので協力になります!

  2. お笑い係 より:

    学校でお笑い係です!