コント入門の要約・感想

元祖爆笑王さんが書かれた「コント入門ウケる笑いの作り方ぜんぶ教えます」を読んで、要約・感想を書いた記事です。

はじめに

おはようございます。パッキャオです。
元芸人で今は看護師をしています。
月に一回お笑いライブに出演しています。

今まで、漫才や漫談をしていましたが、最近コントもはじめました。
一人コントです。
ですが、全くウケる様子がないのでコントの勉強をしようと思い「コント入門」を読んでいます。

コント入門の要約・感想を書いていきます。

コント入門

基礎知識編 コントは台詞に感情が入ったもの

会話のキャッチボールをするのが漫才、感情や動きの入ったものがコント

素のしゃべりではなくて、何かの役になる、もしくは何かのキャラになると、ストーリー性が自然に生まれてくる

コントでは最初の方に設定や、登場人物のキャラを見せた方がいい

設定は時季や時事を意識して設定を決める

登場人物は「等身大」にする

一人で演じるコントは「間」が大切

元祖爆笑王.コント入門

上の引用は、僕が基礎知識編を見て大事だなと思ったところを抜粋させていただきました。

最近コントをはじめました。コントを2本書いたのですが。
一つは漫談をコントにしたもの、もう一つはコントを書こうと思って書いたもの。
漫談は、僕の自虐漫談だったので、登場人物も等身大の僕でした。だから日常的なコントを作れたと思います。だからか多少はウケました。
逆にコントを書こうと思って作った方は、人物が変なキャラだったので、等身大ではなかったです。だから全くウケず、お客さんがついてこれてないネタになっていたと思います。

日常の設定の中に、自分自身というキャラを演じていくコントの方が、見やすいネタになると思います。
ただ人と違うオリジナルなコントを作って上を目指している方は、等身大のものから、もっと人と違ったことをやっていかなければいけないと書かれています。

ネタ作り編 設定の種類、登場人物のパターン

1.設定と登場人物の関係を決める

最初に注目するのは「設定」と「登場人物」。

※日常は共感できるありそうなキャラ・世界、非日常は妄想のキャラ・世界のこと
①設定:日常 登場人物:日常
②設定:日常 登場人物:非日常
③設定:非日常 登場人物:日常
④設定:非日常 登場人物:非日常

④はぐちゃぐちゃになってしまい、コントにならない。
①②③のパターンからコントを考える。

2.設定と登場人物を具体的に考える

考え方のヒントは「もしも〇〇みたいな××があったら」と考えてみる。
設定が日常、登場人物も日常は初心者でも作りやすい。
設定は100人中80人がその場面を見ただけで「なるほど、そういうシーンか」と分からないと難しい。

3.状況を3W1Dに整理する

3W1Dとは「どこで、だれが、何を、どうした」のこと。

4.その状況に沿って設定を掘り下げる

コントも漫才と同じように「あるある」「ありそう」「なしなし」という段階を踏んだ展開をつくっていく。
漫才よりも、多めに「あるある」を入れる。
非日常的なルールは、我々が日常で感じられるような共感できるようなルールでないといけない。
例えば「エイリアンはお尻から人を食べる」という設定で「やたら相手のお尻に顔を持って行きたがる」というルールにするんであれば、前もって設定をしっかり説明し、汚いお尻より綺麗なおしりの方がおいしいといった、共感できそうな日常のルールを当てはまていく必要がある。

5.登場人物のキャラや関係性を掘り下げる

たくさんの要素を挙げる。

6.ストーリーを起承転結にまとめる

流れを意識する。

7.台本を書いていく

台本構成編 「あるある」から「なしなし」へ

「何を面白いと思ってもらうのか」というのがコントの軸、一番大事なところ。

ルールを決めて、それに違反しない。
ルールを守らない笑いは、本当は入れない方がいい。
例えば「テスト中に一人の生徒は邪魔をする。もう一人はそれに困る」という設定であれば、「邪魔をする、困る」というのが基本的なルールになる。

初心者がやるならば、なるべく等身大、自分たちと年の近い登場人物にした方がいい。

ストーリーというものは、登場人物に動機や目的があるから進んでいく。

細かく決めた設定の中で「あるある」「ありそう」「なしなし」を最終的なオチに向かって組み立てる

元祖爆笑王.コント入門

何が面白いのかというコンセプト、設定、登場人物の目的、コントのルールに沿って台本を構成していくことが大事です。

前に僕が書いたコントのネタを見返しました。
設定は「蛍鑑賞」で目的は「蛍が減ってきているから自分で蛍を演じて喜んでもらう」でしたが、後は特に何も決めずに僕が面白いと思ったことを台本に書いていました。
だから、ストーリーに統一性がなく、最終的には目的もわからないコントになっていました。
ルールがなかったので、次のコントではルールを作ることと目的に向かってストーリーを展開させていきたいと思います。

舞台演技編 喜怒哀楽と感情の流れを表現する

役の人物になり切って芝居をしなければいけない。

登場人物のキャラや関係性が決まっていないと、ツッコミの軸がぶれてくる。

「この世界に全くいない人」ではなくて、「いる」人に色を付けている。

ストーリーの最初と最後で、気持ちの変化の落差が大きければ大きいほど面白い。

コントの演技をする上では、短い、限られた時間であっても、そこに喜怒哀楽を絶対に入れていくことが重要です。

元祖爆笑王.コント入門

演技に関しては、超がつくほどの大根役者なのでよくわかりませんが、役になりきるところが重要なんでしょうか。
役になりきれば、自ずとセリフに感情も入ってくるのだと思います。

おわりに

漫才入門を読んだ時もそうだったのですが、コント入門を読んでみて、やっぱり基礎って大事だなと思います。

今まで、何も考えずに自由にお笑いのネタを考えていましたが、自由の意味をはき違えて何でもありのネタになっていたと思います。

漫才にしろ、コントにしろ、台本を書く前に「コンセプト」や「ルール」を細かく決めて、その中でネタを書くようにしていきたいと思います。

パッキャオ
パッキャオ

最後まで見ていただいてありがとうございました。

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